ファイナンシャルプランナーに相談するデメリット3選|メリットも解説

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相談者
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「家の購入のための資金や教育費とか考えなきゃいけない局面にきてる。お金の専門家とか言われているファイナンシャルプランナーに相談してみたいけど、実際どうなのかしら。詳しく知りたいな。」

こんな疑問に答えます。

 記事の執筆者情報

・不動産業界歴10年以上
・宅地建物取引士 / 2級FP技能士
・住宅ローンアドバイザー
・JSHI公認ホームインスペクター
・日商簿記2級
この記事はこんな人におすすめ
  • ファイナンシャルプランナーに相談しようと考えている方
  • ファイナンシャルプランナーがどんな仕事か知りたい方
  • FP資格がどんなものか知りたい方

ファイナンシャルプランナーは、クライアントの信頼を得ながら、総合的なファイナンシャルプランの策定と実行を通じて、資産の最適な活用をサポートする仕事です。

今後年金が貰えなくなる可能性が高い世の中において、必要な職種です。

しかし、ファイナンシャルプランナーにも得意分野と不得意分野があるので、相談することでデメリットになることがあります。

本記事では、ファイナンシャルプランナーの特徴や相談するデメリットやメリットについて解説します。

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本記事のポイント

 

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実際に、独学でFP3級とFP2級を取ったからこそ、FP(職業としてのFP)に相談するデメリットを中心に本記事で紹介していきます。

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ファイナンシャルプランナー(FP)とは

そもそもファイナンシャルプランナーがどんな仕事をしているのかについて、具体的に解説していきます。

世間一般的に「FP」という言葉には、下の通り、2つの意味を指します。

  • 職業としてのFP
  • ファイナンシャル・プランニングに関する知識を担保する資格としてのFP

ファイナンシャルプランナー(FP)の仕事内容

ファイナンシャルプランナー(FP)とは、家計を診断してその課題を改善する専門家であり、相談役(駆け込み寺)のことです。

顧客ごとの特性に合わせたヒアリングを行い、現状を分析します。

相談者も気づいていない潜在的な家計の悩みを発掘し、解決へと導きます。

必要に応じて独自の人脈を活かして、税理士や不動産会社などの専門家の紹介もしてくれたりします。

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家計の診断に加えて、投資信託、株式、住宅ローン、生命保険などのお金の運用やリスクに備えるための相談ものってくれます。アメリカでは、ファイナンシャルプランナー(FP)の位置づけは、お金の専門家として信頼されています。

顧客の間に入り、色々な情報やノウハウなどの「食材」を、適切に「料理」をして顧客に提供するような立場です。

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【関連記事】宅建は意味ない資格?

FP資格の種類

資格には、FPとしての実績や信頼を担保するものとしてあります。

FP資格自体にも種類があるので、確認しておきましょう。

  • ファイナンシャル・プランニング技能士:「厚生労働省」の技能検定(国家資格)
  • CFP・AFP資格:「日本FP協会」が認定する民間資格(2年毎に更新が必要)

FP技能士とCFP・AFPの対応関係は以下の通りです。

  • 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 ≒ 日本FP協会(CFP)
  • 2級ファイナンシャル・プランニング技能士 ≒ 日本FP協会(AFP)
  • 3級ファイナンシャル・プランニング技能士

ここで大切なことは、資格の優位性(FP1級は優秀な人)は参考程度と捉えることです。

あくまで相談になるので、などで相談者の満足感は変わってきます。

  • 相談内容と得意分野が合致しているか
  • ファイナンシャルプランナー自身の経験値が多いのか
  • 人としての相性はどうか
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試験に合格したという証として「資格」があるというぐらいに捉えておきましょう。

ファイナンシャルプランナー(FP)には「企業系」と「独立系」がある

主に以下のように、分類されます。

  • 企業系:銀行、証券会社、保険会社など金融機関、住宅会社等に勤務
  • 独立系:FP専門事務所を経営

より、具体的な分類を下記にまとめました。(IFAは割愛)

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FPの種類特徴
企業系自社の金融商品や不動産の販売を含めた、顧客へのサービスを目的として、無料で様々な相談を受ける
独立系収入の柱は、顧客への相談サービス。顧客獲得のために初回無料相談なども行っているが、基本的には顧客からの報酬で成り立っている
士業と兼務FP 資格を取得した、士業と呼ばれる税理士や公認会計士など
本業に加え、顧客へのサービスの一環(付加価値)として、有償または無償でFP 業務を行う

住宅購入にかかわる資金相談、特に家計からみた購入の判断といった相談内容の場合は、独立系をおすすめします。

なぜなら、「相談業務」を売る商品として販売しているからです。

住宅会社(ハウスメーカーなど)に勤務しているファイナンシャルプランナー(FP)の売る(売らなければいけない)商品は、「家」です。

結局は、家を建てる方向に結論を持っていく可能性があります。

相談するファイナンシャルプランナー(FP)の本業が、どんな商品を販売する人かという視点から、相手を選びましょう。

希望する相談内容によって、自分に合ったファイナンシャルプランナーとめぐりあえない場合があるので注意しましょう。

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ファイナンシャルプランナーへ相談するデメリット

ここでは、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談する場合のデメリットについて解説していきます。

ファイナンシャルプランナー(FP)への相談するデメリットは大きく3つ。

優秀なFPを探すことが難しい

優秀なFPを探すことが難しい

「FP」や「ファイナンシャルプランナー」は、実は誰でも名乗ることができてしまいます。つまり、「それっぽい人」が混在しているということです。FPの相談内容は、法律にかかわる分野でもあるので、最新情報などを常にキャッチしていないといけません。名刺に「ファイナンシャルプランナー」だけの表記であれば、資格を保有されているか確認しましょう。

都合の良い商品を提案される可能性がある

都合の良い商品を提案される可能性がある

しかたない部分もありますが、都合の良い自社の金融商品を提案される可能性があるということです。企業系FPは当然自社商品を提案しますが、独立系FPでも稀に自分が得意とする商品を提案・販売する傾向はあります。

相談に費用が発生する

費用が発生する

独立系FPの相談は有料が多いです。企業系FPは、自社の金融商品や不動産の販売なども目的としているため無料が多い印象です。筆者の感想としては、「無料」ほど高いものはないと思っています。本気で相談するならば、有償がいいでしょう。

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プロ意識の高い人(優秀な人)であればあるほど、自分の仕事に自信を持っているので有償が多い傾向です。そもそも、仕事なのに「無料」はおかしいことで、必ずどこかで金額調整しないといけません。

相談費用の相場

料金についてはFP独自で設定しますが、日本FP協会の調査によると、「5,000円から1万円程度 / 時間」がもっとも多い料金設定になっています。

※右へスクロール

相談費用/時間5,000円未満1万円未満2万円未満2万円以上
割合25%41%28%2%
参考:日本FP協会「相談料の目安(有料相談)」

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ファイナンシャルプランナーへ相談するメリット

ファイナンシャルプランナーに相談するメリットを3つ紹介します。

メリット

大きくは3つだと考えています。

  • 第3者からの客観的な意見が聞ける
  • 悩みが解消され長期的な視点が身につく
  • 夫婦間での子供や将来に対する意見交換のきっかけになる

基本的に、雇われていない独立系FPだと中立的な立場でアドバイスをしてくれます。

継続的な関係を築いていけば、専門的なアドバイスに加えて第3者として客観的な意見も聞けるようになります。

独立系FPの場合、長期的な付き合いになればなるほど、ビジネスの垣根を超えた個人としての見解も聞けるようになるメリットもあります。

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ファイナンシャルプランナー(FP)の自身のプランも聞いてみる

あくまで自分の相談をした上の話ですが、お金のプロであるファイナンシャルプランナー(FP)個人のライフプランを参考例としてみせて貰うことをおすすめします。

効果としては、下記3つになります。

  • 何よりもいい参考例になる
  • FPとしての本当のスタンス(保守的な革新的か)が分かる
  • 仕事への取り組み方が分かる

上記のうち、相手の「仕事への取り組み方が分かる」ところが一番大切だと思います。

的確な例えか分かりませんが、不動産投資営業マンの販売現場でありがちなケースとして、

「顧客には投資物件を提案するけど、自分自身は不動産を持ってない(買ったことがない)」

などと同じようなことです。

仕事で販売している商品を自分自身で体験(ライフプラン作成)してからでなければ、本当の意味で相手の立場に立ってアドバイスができません。

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仕事において、知識や能力はもちろん大切ですが、仕事への姿勢も大切です。

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ファイナンシャルプランナーを選ぶ場合の注意点

相談するファイナンシャルプランナーを選ぶ上での注意点について解説します。

ファイナンシャルプランナーに相談するというのは、ライフプランや家計見直しの相談をすることで、将来含めた生活に関連する資金を可視化することです。

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相談したいことを解決してくれるファイナンシャルプランナーでないと意味がなくなってしまいます。

相談に適したファイナンシャルプランナー(FP)

本業である「相談業務」をしっかりやっているかがポイントです。

SNSをうまく利用して知名度を上げることが上手だったり、ライティング力が高いなどで、講演や執筆などで稼いでいる人います。

講演や執筆では、実務経験が積めません。

相談業務をメインで行っていないファイナンシャルプランナーからは内容のあるサポートが受けづらいことも理解しておきましょう。

ファイナンシャルプランナーにはそれぞれの得意分野がある

「本業」の確認に加えて、ファイナンシャルプランナーによってそれぞれの得意分野があるため、問い合わせの際に確認が必要です。

「税制」「資産運用」「相続」などの相談をする場合は、一部別の資格が必要な分野もあります。

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相談する前に、自分の相談内容の対応できるのかどうかの確認を取ることが大切です。不動産でも「賃貸」「売買」「管理」など分野が分かれています。

ファイナンシャルプランナー(FP)への相談の流れ

実際にファイナンシャルプランナーへ相談する場合の主な流れは下記になります。

  1. 現状(悩みなど)ヒアリング
  2. 家計の収支や資産の状況など現状把握や分析
  3. 今後の展望や目標に対して課題や弊害の洗い出し
  4. 課題に対して家計改善などのプラン作成・提示と実行支援
  5. アフターサポート

相談する側としては、最初のヒアリングで情報に漏れがあると適切なサポートを受けることができません。現状、不安に思っていることを伝えるのと、現金などの預貯金も事前に洗い出してから相談にすることがポイントです。

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ファイナンシャルプランナーに必要な知識は独学で学べる

ここまでファイナンシャルプランナー(FP)への相談について解説してきましたが、ファイナンシャルプランナーに必要な知識は独学で学ぶことができます。

昨今は、youtubeなどで解説動画がたくさん出ています。

特にライフプランなどは、作成して終わりではありません。家計は状況に応じて変わるため、その都度プランを自分自身で軌道修正する必要があります。

結局は、自分(家族)の人生に関わることなので、「自分ごと」として捉えて取り組めるかが大切です。

【関連記事】ファイナンシャルプランナー3級は独学で合格できる?|勉強方法や参考書を紹介

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自分で勉強して考えて実行してみることが、一番の近道です。

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参考動画

資格取得に役立つ動画と、実用的な点で役立つYouTubeチャンネルを活用しましょう。

FP資格を取る本当の理由は、大半がFPについて学ぶことにあります。また、ビジネス的に言うと、集客のきっかけ作りという側面があります。

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今の時代は、映像で学べる方法がたくさんあります。

資格の勉強をしながら動画で学ぶという二刀流で、より効率的に学習できます。

ライフプランの作成ツールはこちら(日本FP協会より)

参考書

「お金」について深く考えたり知るためには、FP資格の教材以外でも日常生活とリンクしやすく参考になる書籍があります。

読者からのレビュー↑
  • 生涯で一番高い買い物と言われる住宅。二番目に高い買い物と言われる保険。この二点について、今の時代にあった、「お金の使い方」を考え直すのには最適な本でした。お金のことは、どうしても心配してしまうので、読んで損なし、対価以上の考え方を得られる本でした。
  • お金に対して無知である事が良く分かりました。この本を1冊目として勉強したいと思います。
読者からのレビュー↑
  • 堅苦しくなく、解りやすい内容でした。あ、すぐに出来そうだと思えました。オススメです(^-^)
  • とにかく出費を減らす毎日を過ごしており、ストレスで気持ちの貧しさを感じていたので、「価値あるものにお金をかける」という考え方にとても共感できました。今は財産目録を作っているところでまだまだ本書の内容を生活に落とし込むには道半ばですが、是非実践したいと思える内容でした。

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まとめ

今回の記事では、ファイナンシャルプランナーへの相談に関するデメリットについて紹介しました。

本記事のポイント

 

このポイントを抑えておくだけで、相談する場合の注意点が分かるのと、自分自身でファイナンシャルプランナーの学習をしてしまうほうが相談するより効率が良い場合もあります。

ポイントは自分に合ったファイナンシャルプランナーを見つけることができないと、相談することでデメリットになってしまう危険性があるということです。

動画などでライフプランの作成方法などを参考にして、独学で学ぶ方法も1つの選択肢です。

また、ファイナンシャルプランナーと同様に、人気のある簿記について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】簿記をひろゆきがおすすめる理由とは?|就職や転職に有利?

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