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近隣の家との比較によるストレス
古い家に住んでいると、近隣で建て替えをしていく家を見ることもあり、羨ましさからくるストレスを感じてしまうことがあります。
新築への嫉妬からくるストレスや金銭的な問題からくるストレスなど、自ら比較をしてしまうことがあります。
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人によっては劣等感を勝手に感じてしまうこともあるみたいですね。
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古い家に対する意識調査
実際に古い家に住んでいる方の意見はどのようなものがあるのかみていきましょう。
一般社団法人あんしん解体業者認定協会では、全国の男女502人を対象に「古い家ならではの不満・不安に関する意識調査」を実施しています。
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不満1位は「耐熱性能が低い」
古い家に住んでいる場合の不満1位は「断熱性能が低い」です。
一言でいうと「夏は暑いし冬は寒い」ということです。
その他についても下記ランキングでまとめています。
古い家に住んでいて感じる不安(回答者:502人) |
1位 | 断熱性が低い | 261 |
2位 | 見た目が悪い | 98 |
3位 | 設備が古い | 64 |
4位 | 建て付けが悪い | 57 |
5位 | 手入れが大変 | 44 |
6位 | 害虫・害獣が発生 | 40 |
7位 | 間取りが使いにくい | 35 |
8位 | 壁が薄い・防音ではない | 31 |
9位 | 床がきしむ・たわむ | 30 |
10位 | カビ・湿気がひどい | 27 |
引用:解体無料見積ガイド( https://www.kaitai-guide.net/ )
断熱性能が低いと冬場に結露が起きやすくなるということなので、木造の腐食を早めてしまうことに繋がります。
不安1位は「災害に耐えられなさそう」
古い家に住んでいる場合の不安1位は「災害に耐えられなさそう」です。
昨今、大地震などの天災地変が起きる可能性も高いといわれていることを考えると無理はない気がします。
古い家に住んでいて感じる不安(回答者:502人) |
1位 | 災害に耐えられなそう | 277 |
2位 | 今後メンテナンスが大変そう | 98 |
3位 | 雨漏りや腐食が進みそう | 44 |
4位 | 防犯性が低い | 40 |
5位 | 設備が壊れそう | 39 |
6位 | 害虫・害獣が発生しそう | 38 |
7位 | 家が崩れるかもしれない | 21 |
引用:解体無料見積ガイド( https://www.kaitai-guide.net/ )
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「古い家=耐震性が弱い」というのは誰もが思いつくことですよね。
「住み替えや建て替えを検討していない」が全体の52%
不満や不安がありながらも、「住み替えや建て替えを検討していない」と答えた割合が全体の52%もいます。
主な理由としては、金銭的に厳しいという理由です。
住み替えや建て替えを検討していない方の意見
- 金銭的に厳しいのと、祖父母が「今住んでいる地域から離れたくない」と言っているから
- 建て替えるような資金はないので、手を加えるとしてもリフォームが関の山だと思う
- 金銭面が理由で、引っ越しは当面考えていません。古さは気になりますが場所は気に入っているのでしばらく住み続けると思います
- 現在父親の在宅介護を行っており、介護が落ち着くまでは引っ越しできそうにないため
- 高台にポツンとある一軒家の環境が気に入っている。セルフリノベしつつ死ぬまで住むつもり。後を譲る者もいないので、建て替える必要がない
金銭的な理由以外にも「出産や子どもの独立などのライフイベント」などですぐに決断できないということもあります。
住み替えや建て替えを検討している理由
一方で、ぼんやりと住み替え等を考えている方は少なからずいます。
住み替えや建て替えを検討している方の意見
- そろそろ築年数に限界が来そうだから。また「平屋にしたい」とも思うから
- 同居している両親が高齢になってきたので、住みやすいバリアフリーな住まいにしたい
- 冬の結露にはほんとうに参っている。ただ引っ越しを検討しているものの、条件に見合う物件がなかなか見つからない
- 冬の寒さに耐えられなくなってきた
- 築40年以上になり、耐震構造ではないからです
家が古いということは、そこに住む方も年齢を重ねてきていることになるので、間取り含めた使いやすさを重視した空間にしたいと思う方が増えてきます。
また、老後にそなえて、今の家を売却してマンションのような利便性がいい家に住み替える動きも一定数います。
金利が一気に上がる前に売却をするのも1つの選択です。
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家が古くてもストレスなく過ごす工夫
先ほどのアンケート結果のように、住み替えや建て替えできない場合は古い家に住み続けなければいけません。
そんな時でもストレスを減らして生活できる工夫をいくつか紹介します。
マンションとは違い、共用部分はなく土地と建物の一棟分が自分の持ち物になります。
家を清潔に保つ
まずは日頃から清潔に保つことです。
ストレスは精神的な部分が多いので、生活空間を綺麗にすればモヤモヤがなくなり前向きになれたりします。
専門業者(プロ)を入れて清掃する
清掃の専門業者(プロ)に依頼するのもおすすめです。
プロの清掃業者は一般の方には買えないような清掃用具などを持っているので、今までどうしても取れなかった汚れが驚くほど綺麗に取れることがあります。
綺麗な空間になると、丁寧に使わなければという心理が働きますし愛着が湧いてきます。
リノベーションをする(DIY含む)
部屋のイメージを変えるために、DIY含めたリノベーションをしてみるのも1つの選択肢です。
資金的な部分で専門業者に依頼するのは難しい場合は、床にフローリングに見立てたシートを貼るだけでも印象は変わります。
畳を表替えするだけでもリフォームした印象が持てます。
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まとめ
今回は、古い家に住むことで感じる主なストレスについて解説しました。
古い家もDIYなどすれば、また違った良さが見つかることがあります。
今の家が古くて好きではないという方は、「古いから良くない」という考え方は捨てて、良くなる方法を考えてみるのもありです。
賃貸でもDIY賃貸という形で募集している物件もあるので、DIY希望の方にはおすすめです。
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